HP2133 の Windows Vistaを ddコマンドで再インストール(裏)

こんばんは.
管理人です.
個人的にかれこれ2年ほど戦ってきた話題です.


今回行うのは,HP2133のリストアです.
とりあえず概要から説明しましょうか.


1.前提条件 (回想)
HP2133にLinuxとか入れたくなった.
とりあえず,USBブートでLinuxを起動し,外付けHDDにRECOVERY(D:\)を9GB程ddコマンドで吸い出した.
ライセンスキーも回収した.
その後C,Dドライブ両方とも削除し,綺麗さっぱりLinuxになった.(≧∇≦)ノ


そして色々なOS(XP,Vista,7,OpenSUSE,Ubuntu,Fedora,...)を試して遊んだことだし,そろそろVistaに戻そうか….
あれ? BIOSからリカバリできなぃっすよ!!   ガビーンΣ( ̄Д ̄;)


2.方法(裏)
ddコマンドでRECOVERY(D:\)のイメージデータを所有しているので,こいつで頑張りましょう.
メーカちっくな認証をします.


ここで余談ですが,メーカ製Windows Vistaアクティベーション手法をご存じでしょうか?
このアクティベーションはSLPという名前です.
詳しいことはおいといて,認証には以下のものがあればOKなのです.
1:SLPに対応したBIOS (メーカ固有)
2:SLPに対応したプロダクトキー
3:SLP用のライセンスファイル (メーカ固有)


要は…ライセンスファイルを入手すれば,認証後となり,リストア(裏)が可能です.
HP2133のソフト・ドライバは消えますが,別に要らないでしょうw
Vistaの正規ライセンスが回収できればそれでいいのです.


3.手順(裏)
ちょっと読みにくいかと思いますが,以下手順です.
作業はすべてWindowsからします.


3.1.ライセンスファイルのサルベージ
7zipをインストール後起動します.
7zFM.exeはGUIからイメージを展開することができます.
RECOVERY(D:)ドライブの「util」ディレクトリにある,「HPFactory.WIM」というファイルを探します.
さらにその内部を展開し,「HPFactory.WIM\vista.all\appl.zip\vistaut\」と探索します.
そこで,「oem-cert.xrm-ms」というファイルを見つけたら,コピーしてどこかに保存します.


3.2.Vistaのインストール
Vistaをインストールします.
実はバージョンはなんでもいいですが,私は高性能のHP2133なのでBussinessです.
CD-ROMが使えない人はUSBからインストールしましょう.


3.3.ライセンスの復元
Vistaインストール後,正規のHP2133のプロダクトキーに戻します.
cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -dlv
上のコマンドで[説明]の処にVista,OEM_SLP channelとあればOKです.
回収したoem-cert.xrm-msをHP2133のデスクトップとかにコピーします.
cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -ilc c:\Users\[ユーザ名]\Desktop\oem-cert.xrm-ms
を実行します.
ライセンスファイルc:\Users\[ユーザ名]\Desktop\oem-cert.xrm-msは正常にインストールされました.
と出ればOKです.
cscript c:\windows\system32\slmgr.vbs -dlv
もう一度これして,「ライセンス認証されています.」を確認します.

後はメーカのサポートページでドライバを突っ込めば問題ないでしょう.